旅のゆかいな仲間たち 11

 
旅のゆかいな仲間たち その11
平成30年10月から




「旅のゆかいな仲間たち」も長年の山行きが慰安旅行の様子を呈してきた。山にはロープウェイのある所が良いとか、3時間以上は 足が持たないとか、体力的にも弱さが目立ってきている。従って、幹事は大変である。今回のように山を小分けにして3か所ほどの 山をのぼるようになってきた。まるで宴会の前のストレッチである。(笑)






  • 平成30年10月14日から2泊3日 福島県 羽山(はやま)458m ・萬歳楽山(まんざいらくさ ん)899m ・御幸山(ごこうぜん)477m 宿泊 飯坂温泉ホテル天竜閣       


    • 新宿南口も高島屋・新宿バスタなどが出来て、にぎやかになってきた。新宿南口のルミネにはルミ ネ吉本もあり毎日芸人が笑いをふりまいている。実は、先日私がその漫才を楽しんできたのである。(笑)
      その新宿南口に9時 に集合し出発、東北道を走り午後2時近くに福島西インターを降りる。14日に登る予定の御幸山(ごこうぜん)の入る道が見つから ず、時間も遅くなったので中止して、3時30分飯坂温泉 ホテル天竜閣に到着する。(このホテル天竜閣は、平成26年にも宿泊し た所である)4時頃、秋祭りの山車(だし)が来るとのことで旅館の前でお祭りを見学する。山車のお神輿(おみこし)に宮司が太鼓 と笛で演奏して舞を収めた。珍しいので動画に保存した。


      新宿の南口は新宿バスタも出来て人があふれている。


      福島県飯坂温泉の秋祭りを動画でご覧ください。

       
      天狗様も杖を突いて一本歯の下駄で歩いていました。

      山車(だし)の上に神輿(みこし)がある形です。


    • 15日は、8時30分出発して二つの山を登る計画である。コンビニでコーヒーを買って、モーニングブレイクとしゃれこむ。 これから上る山は、福島県出身の女性登山家 田部井淳子さんが選んだ「うつくしま百名山]の一つである羽山に行くのである。

      車で天狗岩の近くまで来れたので、そこから準備して出発する。(9:36)休憩を一度入れて山頂に到着。伊達市のシンボル存在で、 羽山神社は三百年以上の長い歴史を持っている。信仰と伝統芸能を感じながら山頂の奥の院を目指す山であるとのこと。(10:12)


      羽山を探すために地元の案内図を見ている。

      天狗岩のある登山道入り口に車を止めて出発する

      ここで休憩をして山頂を目指す。

      山頂に到着 景色は大きな木で覆われていて見えない。

      奥の院の羽山神社

      双子岩 大きな石が半分に割れている。

      きつね遊び岩 大きな石の間に木が生えている奇岩がある。


    • 車に戻り出発、コンビニに寄って昼のおにぎりや飲み物を用意する。次の山である萬歳楽山は、東北新幹線の蔵王トンネルの近く の山で馬頭山の隣にある。車で小坂峠の近くから山道を大分上がり、馬頭山(677m)の横を抜けて舗装道路がなくなるが進むと、 また舗装道路になり立派な出来たばかりの公衆トイレと駐車場がある、ここが登山道入口である。(12:42)草木が背の高さより高い が意外と緩やかな道を進み、第2展望台に到着(13:14)山頂かと思ったらそこから5分位先に第一展望台と山頂があった。近年開か れた人気の山で、晴れていれば安達太良連邦・吾妻連峰・蔵王連峰が見渡せる展望の山とのことである。(この日は、曇っていてガ もかかっており眺望は良くなかった)


      登り途中は背の高い草木の中を進んでいく。

      頂上は、第一展望台にあった。

      第一展望台からは茂庭っ湖と蔵王連山がかすかに見えた。


    • 16日は御幸山(ごこうぜん)に登った後に帰るため、朝食を早くすませ宿を出発する。8時少し前に出発したので現地には早 く着いた。御幸山の案内看板には左へ曲がるとあったが、右のほうが近いと感じて道を進む。車止めをして、服装を着替えたり靴を履 いて出発。(8:43)道路を右に大きく回っての山行きとなったがあまり高い山ではないので安心して進む。しかし、いつまでたっても 道は続いて登りもきつい、ようやく電波塔の近くから御幸山(ごこうぜん)に30分と書いてある看板を見つけて進む。(9:33)広い 作業用道路を進んで相当上がっていくが着く気配なし、先頭のものが引き返してきて、ピンクのマークの入り口を急登して山頂に到着。 (10:03)狭くて見晴らしの悪い山頂にはガックリ。案内では、阿武隈山地の北部にそびえ、幸せがたくさん訪れそうな展望の良い山  との歌い文句であった。鐘撞堂(かねつきどう)や社(やしろ)を通り帰りは40分位で下山する。


      広い道路を迂回して進んでいく。

      急な山肌を登り、山頂に到着、木で覆われていて景色が見えない。

      ガスがかかっていて山並みがかすかに見える。

      鐘撞堂があり 隣には社があった。

      せっかくだから、代表でお参りする。

       


      令和元年6月17日から2泊3日 富山県 稲葉山(いなばやま)347m・元取山(もととりやま)196m ・呉羽山(くれはやま)145m・石動山(せきどうさん)564m 氷見温泉郷永芳閣
       


    • 月曜日の集合だったので道路が込んでいてスタートも30分ほど遅れた。天気も良かったので中央道 を通り松本から長野そして北陸道へ入った。休憩を取りながら4時30分過ぎに旅館に到着する。
      露天風呂に浸かってのんびり しているとあっという間に夕食の時間になった。北陸の海の幸を沢山いただいき、宴は盛り上がる。夜8時頃に部屋から富山湾の海 眺めると満天の月が海に銀色の道を作っていた。今夜は満月でアメリカではストロベリームーンと呼ぶ最高の月を偶然見ることがで た。カメラでチャレンジしたが人の目で見るように綺麗に映らなかった。

    • 18日 8時30分頃出発、天気も良く稲葉山へ向かう。山の中腹まで登り牧草地を超えると展望広 場に到着する。本来はその山のふもとの道の駅「メルヘンおやべ」から登ると1時間30分位で山頂だが、展望広場からだと10分 足らずで到着する。砺波平野が一望出来て小矢部川の流れが眼下に広がる。
       
      稲葉山の二等三角点。

    • 2つ目の山は高岡市西部の元取山で、登山口ではなく下山口の鳥倉集会場に車を止めて登り始める。八幡宮の鳥居を抜けて神社 の横を上がっていく30分程で山頂に到着する。下山する時は、道路工事をしている脇を通り大分遠回りして戻る。集会所の水道を 借りて靴に着いた泥を落とし車に乗る。
      高岡市福岡歴史民俗資料館に寄る。縄文・弥生・古墳時代の埋蔵文化財や衣食住の生 用品、そして高岡市は、全国でも珍しい菅笠の産地とのことでそのコーナーも設けられていた。昼食は農事組合が経営する食堂で ボリュームのある食事に満足する。

      元取山。

      ここからも砺波平野の一望が見える。

    • 午後からは呉羽山を目指し富山市に向かう。町の中心部は5月場所優勝をした朝乃山の出身地で中学にも高校にも地元の電気 店などにもお祝いの張り紙があった。(2日前の、16日に優勝パレートがあったことを後で知る)呉羽山のポイント地点の電話番 号が富山城と間違えていた。ついでに見学することにする。4階が天守閣になっていて中は富山城の歴史と文化が紹介されていた。 3時近くになってしまったので急いで呉羽山に向かう。呉羽丘陵の多目的広場に車を止めて登山口に向かう。本来は50分ほどかか る所を大分速足で登り35分位で登頂する。山頂には天測点が建てられていた。日本の三角点の経緯度は元東京天文台の原点を基準 に、三角測量によって相対的に求めていたが測量誤差が生じる。 そこで天文測量といい、恒星による要所々々で子午儀を使って天体観測から絶対位置を求めた。この位置を天測点という。全国の3 5の道府県に48点が設置された。(国土交通省国土地理院解説)との貴重な山に登り満足し、(笑)宿泊先に向かう。

      朝乃山の優勝を祝う張り紙があった。

      富山城址公園と富山城。

      呉羽山の貴重な天測点。

    • 19日 午前8時に能登半島の先 石川県七尾市方面の石動山に向かう。8時30分頃 国指定史跡である伊須流岐比古神社 (いするぎひこじんじゃ)の横から登山開始、約40分位で石動山大御前(せきどうざんおおごぜん)に到着。その後石動山城跡 に寄り下山する。ひらがなで「いするぎ」=石動 と変換されるように石動山(いするぎやま)でもあることが、石動資料館を見 学して分かる。元正10年(1582年)頃は、この山全体で360以上の坊があり僧兵は3000人の規模を誇り、能登有数の 勢力を誇っていた。従って、その兵力を恐れ織田軍との合戦で全山焼き討ちに遭い全てを焼失した。その後も合戦があり2度の全 山焼き討ちとなる。現存する本殿はその後の承応2年(1653年)に前田利常によって建てられた。

      このような歴史 を垣間見て山を下ることとする。旅はここまでとして俗世界に浸るべく帰路につく。

      石動山大御前に参拝して。

      石動山城跡。





      日本の侘び寂びを海外に紹介をしている最新映像をお楽しみください。福島県・栃木県・茨城県の作成で、迫力のある音もお聞き ください。





      富士桜とゆかいな仲間たち メモリアル
      旅のゆかいな仲間たち その1
      旅のゆかいな仲間たち その2
      旅のゆかいな仲間たち その3
      旅のゆかいな仲間たち その4
      旅のゆかいな仲間たち その5
      旅のゆかいな仲間たち その6
      旅のゆかいな仲間たち その7
      旅のゆかいな仲間たち その8
      旅のゆかいな仲間たち その9
      旅のゆかいな仲間たち その10
      旅のゆかいな仲間たち その12
      旅のゆかいな仲間たち その13
      ホームに戻る

       

      ここに掲載されているすべての記事・ 内容について無断転用を禁じます。

      Since 2000.May
      copyright(c)kimio Club all rights researved